6月8日に行われた6.9QUINTETディファ有明大会前日記者会見で7・16QUINTET.2(大田区総合体育館)の開催が発表された。ナンバーシリーズ第2弾となる今大会のコンセプトも「まだまだ世界には強いグラップラーがいる」ということで、今回の注目はエディ・ブラボー率いる10th Planet Jiu-Jitsuの参戦だ。
エディ・ブラボーは柔術家でありながら道着を着ないノーギで闘う技術を追求してきた選手であり、指導者でもある。ポイント制の柔術は嫌いだと公言するなど、QUINTETの考え方にとても近い思想の持ち主とも言えるだろう。今大会では10th Planet Jiu-Jitsuのベストメンバーともいえる弟子5名を引き連れてQUINTETに乗り込んでくることになった。エディ・ブラボー自身もセコンドとして来日予定だ。
そして、もう1チームは石井慧が選抜することになった。前回はJUDOチームとして参戦したが、今回はバックボーンの柔道にこだわらず、世界中で石井が出会った「衝撃的なグラップラー」(石井)を集めてチームを結成する。中には石井が世界を放浪している際にヒッチハイクで出会った柔術家(!)もいるそうだ。一体、どんな選手たちが出てくるのか楽しみである。
今回も強豪が集う大会となりそうだが、プロデューサーとしてだけではなく、選手として桜庭和志も参戦。「僕のチームはジョシュがスケジュールの都合でどうしても参戦できない。マルコスには声をかけていて、所君と大介を含めてどんなメンバーにするか相談中」(桜庭)。ジョシュが不在ということで残り1名をどうするか考えていた桜庭だったが、6.9QUINTETディファ有明大会である選手に目星をつけた模様。最終的にどんな5人になるのか、こちらも期待したい。
桜庭チーム、10th Planet Jiu-Jitsuチーム、石井チームと3チームまでは決定。残り1チームに関しては世界中から「出たい!」という声が上がっており現在選定中だ。7.16QUINTET.2のチケット一斉発売は6月16日から。近日中に出場選手など発表できる予定だ。
QUINTET.2を皮切りに、ナンバーシリーズはさらに加速。10月にラスベガスでQUINTET.3、12月にロンドンでQUINTET.4の開催に向けて現在最終調整中だ。UFC FIGHT PASSと長期契約を結んだことで、UFCの方からも色々なアドバイスやオファーが来ており、かなりのビッグネームがUFCを通して「出たい」とアピールをしてきているとのこと。10月のラスベガス大会が正式に実現すれば、そのファイターがQUINTETの舞台で見られるかもしれない。
ロンドン大会は前回大会でズバ抜けた強さを見せつけたPolarisのホームタウンであり、一緒にQUINTETを開催したいとオファーをもらっている状況。こちらも実現すれば、グラップリングのオールスタービッグイベントとして期待される。
海外進出も楽しみではあるところだが、まずは7・16QUINTET.2の出場チーム、出場選手発表が待ち遠しい。