9.10「QUINTET.4」ついにトーナメント1回戦オーダー順が発表! 優勝はどこだ!

9月9日(土)都内ホテルにて、『QUINTET.4』(9月10日、横浜アリーナ)の大会前日記者会見が実施され、トーナメント1回戦のオーダーが発表された。

Quintet.4 All Fighters
QUINTET.4

9月9日(土)都内ホテルにて、『QUINTET.4』(9月10日、横浜アリーナ)の大会前日記者会見が実施された。

今大会は5年ぶりのナンバーシリーズ開催。海外からも強豪チームが参戦し、トーナメントも豪華な顔ぶれに。1回戦の組み合わせはTEAM SAKUSABAvs TEAM 10th Planet、TEAM POLARISvsTHE B-TEAM BULLSに決定している。

会見前には公式計量が行われ、出場選手全員が規定体重をクリア。会見ではまず、審判委員長の中井祐樹氏が挨拶。
「世界のグラップリング事情が盛り上がっている中、最も熱い選手たちが来日します。攻撃しなければいけないルールの中での団体戦。他にない闘いで必ずや好試合になると思います」

審判委員長の中居祐樹氏

 続いてワンマッチ(シングルマッチ)出場選手が登壇。今大会では内柴正人と“SAKUジュニア”桜庭大世、石黒遥希vsV.V Melの2試合が組まれている。桜庭大世は今回がプロデビュー戦だ。各選手のコメントは以下の通り。

石黒「QUINTETは3回目なんですが、シングルマッチでは最初に出た時に負けたので、今回はグラップラーとして勝ち切りたいと思います。(ワールドマスターから柔術への注目度も上がっている?)SNSでも話題になってますし、私が所属しているカルペディエムにも体験(入門)の希望者がかなり増えました。岡田准一さん、玉木宏さんだけでなくワールドマスターで活躍してくれた方々のおかげで盛り上がっているので、ここで面白い試合をして、また話題になったらいいなと思います。柔術は技術で圧倒する、技術で見せるというのがいいところなので、そこが見せられればと思います」

V「初めての出場ということで、頑張ります。最近は柔術、グラップリングに有名人が挑戦して注目されているので嬉しいです。石黒さんが所属しているカルペディエムには岡田准一さんとか玉木宏さんとかカッコいい人も所属してるので、大会を見てくれるのかなと。それだけのために頑張りたいと思います。(有名俳優に何をアピールしたい?)女子の試合の面白さと、見てくれたらより注目度が上がると思うので、石黒遥希ちゃんから見るように言ってもらえたら」

石黒遥希vsV.V Mei

内柴「柔道のオリンピックチャンピオンという昔の肩書きで呼んでもらえるのはとてもありがたいです。それに伴えるように柔術とグラップリングを勉強しております。足りないものはたくさんあると思うけど、頑張っていきたいと思います。(相手の印象は)若くてデカい、それだけです。テクニックをパワーで押さえつけることはできないというのは柔道時代から分かってきていて。それを柔術、グラップリングでどうやっていくか全然分からないので、彼がどれくらい勉強しているか。楽しみだし、とても怖いです」

桜庭「初めてのプロの試合で、お父さんの名前がなかったらできないような方と組ませていただくので、これくらいできるんだぞというところを見せたいです。(前回と比べての成長は?)体力は前回より増えたと思います。前回は大学卒業したばっかで柔道でしか使えないような技ばかりだったと思うんですけど、少しはグラップリングでも使えるような技を覚えられたかなと思います。(相手は)強そうで、力が強いんだろうなと。柔道だったら絶対かなわない相手なので、それこそ柔道の寝技とも違うと思うので、そこで頑張って闘いたいなと思います」

内柴正人 VS “SAKUジュニア”桜庭大世

団体戦出場チームの会見では、それぞれの1回戦のオーダー(出場順)が以下のように発表された。

TEAM SAKURABA VS TEAM 10th Planet

【TEAM 10th Planet】Total 428.80kg
先鋒:PJバーチ/78.70kg
次鋒:リッチー・マルティネス/86.0kg
中堅:ジオ・マルティネス/65.0kg
副将:カイル・ベーム/ 95.0kg
大将:アミール・アラム/104.10kg

【TEAM SAKURABA】Total 425.35kg
先鋒:世羅智茂/77.50kg
次鋒:桜庭和志/82.65kg
中堅:ハイサム・リダ/97.50kg
副将:中村大介/75.40kg
大将:ハリー・グレッチ/92.30kg

THE B-TEAM BULL VS TEAM POLARIS

【THE B-TEAM BULLS】Total 428.20kg
先鋒:ニッキー・ロドリゲス/101.60kg
次鋒:ジェイ・ロドリゲス/83.65kg
中堅:ジョセフ・チェン/76.40kg
副将:ニッキー・ライアン/76.65kg
大将:クレイグ・ジョーンズ/89.90kg

【TEAM POLARIS】Total 427.45kg
先鋒:オーウェン・リヴジー/92.15kg
次鋒:ジェッド・ヒュー/80.60kg
中堅:タリク・ホップストック/81.0kg
副将:センテリ・リリアス/87.60kg
大将:グレゴー・グレイシー/86.10kg

オーダーが出揃ったところで、各チームのリーダーが試合に向けた意気込みをコメント。

ジオ「また東京に来れて凄く興奮してるよ。今回も攻めまくって優勝したい。(チームのポイントゲッターは?)本当は自分が全員倒したいけど、先に出る2人が勝ってしまって出番がないかもね。その後にも強い選手が控えてるよ。(相手チームで警戒するのは?)ハイサムは一番気をつけないといけないね。ハングリーだし最近活躍しているから」

桜庭「今回、個性がバラバラのメンバーでいいチームになったので、楽しみにしています。(チームのポイントゲッターは?)特に誰というのは考えてないんですけど、世羅選手が最初からいい感じで進めてくれると思います。世羅選手が全員倒す! (相手チームで警戒するのは?)先鋒のバーチ選手から全員警戒します」

ジョーンズ「また東京に来れて嬉しい。すぐに勝って試合後は六本木に行きたいね。(チームのポイントゲッターは?)ニッキー・ロドリゲスが勝つとあとでうるさそうだから勝たなくていいよ。次の2人は若いのでいっぱい勝てると思う。最後の2人はあんまり練習してなくてカーディオが足りないから、どうかなぁ。(相手チームで警戒するのは?)みんな強そうだからね。まあ一番警戒してないのはジェッドかな(笑)」

グレゴー「前回は優勝できました。今回もまた勝てるように頑張りたいと思います。(チームのポイントゲッターは?)展開によるので難しいですね。それぞれが頑張っていくしかない。(相手チームで警戒するのは?)レベルが近いしみんなよく知ってる選手で強いと思います」

桜庭から“5人抜き司令”が出た世羅は「5人抜きはしたいです」。しかしまずは先鋒戦に集中し「5人分のエネルギーをバーチ選手にぶつけたいと思います」と語った。10thから要警戒と言われたハイサムは、QUINTET出場をきっかけに世界の舞台で飛躍しており、今大会でも注目の選手だ。

ハイサムは今大会のテーマに「桜庭さんへの恩返し」を挙げている。
「茶帯の時にQUINTETに出させてもらって、そこからいろんなチャンスが来ました。その恩返しで優勝したいですね」

TEAM SAKURABAにはプロレスラーとしてMMAでも活躍する中村大介、世界的なキムラの名手と呼ばれるジョシュ・バーネットの弟子グレッチも。桜庭の言うように多彩な個性の集団がグラップリングのエキスパートたちとどう闘うかがトーナメントの大きなポイントになりそうだ。

桜庭和志

会見の最後にはプロデューサーである桜庭が挨拶。
「QUINTETは約2年ぶり、ナンバーシリーズだと5年ぶりになりますけど、かなりレベルの高い選手が集まってますので。難しいかもしれないですけど面白い試合になると思います。明日、よろしくお願いします」
 
久々の開催かつ海外から強豪が集結した今大会。優勝争いとともに、QUINTETらしい“魅せるグラップリング”にも期待したい。
なお、当日券は16時より当日券売場で発売します。会場でグラップリングを楽しんでください!

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