『QUINTET FIGHT NIGHT.4 in AKITA』(秋田市文化会館)を翌日に控えた11月29日、市内で記者会見が行われた。
4チームのトーナメントに加え注目のシングルマッチも組まれている今大会。会見には計量をクリアした出場選手たちが出席している(ミノワマンのみ欠席)。
審判委員長・中井祐樹氏の挨拶に続き、プロデューサーの桜庭も登壇し「僕の地元、秋田で寝技は面白いんだよっていうのを見せたくて開催することになりました」と挨拶。
ここから1回戦のオーダーを発表するとともに選手が入場。
《TEAM K-TOP BJJ》
先鋒:チャン・インソン
次峰:チョ・ヨンスン
中堅:イ・ギョンソプ
副将:チョ・ジュンヨン
大将:チェ・ワンキ
《TEAM CARPE DIEM》
先鋒:橋本知之
次峰:山田崇太郎
中堅:岩崎正寛
副将:世羅智茂
大将:田村幸成
《TEAM PARAESTRA》
先鋒:塩田“GoZo”歩
次峰:八隅孝平
中堅:本間祐輔
副将:樋口翔己
大将:斎藤豊
《TEAM SAKURABA》
先鋒:出花崇太郎
次峰:福本よう一
中堅:星野勇 二
副将:鈴木和宏
大将:中村大介
初参戦となる韓国チームの面々は、ヨンスンが「サブミッションで勝てるように練習してきました。それを明日、見せます」と語ったように一本勝ちへのアグレッシブな姿勢を強調。団体戦のキーになる相手として、柔術のトップ選手である橋本をマークしているという。
それを受けて橋本は「僕はそんなに強くないんで。山田選手が抜いてくれることを期待してます。韓国チームは強いので簡単にはいかない。僕が極められるか極められないかも重要になってくると思います」と語った。またCARPE DIEMの選手たちは「秋田美人を魅了するようなプレイができれば」(橋本)、「秋田の女性も男性も魅了できるファイトができれば」(山田)、「秋田のおじいさんおばあさんも魅了したい」(岩崎)、「秋田県民を全員、魅了したいと思います」(田村)と開催地を意識したコメントも。
TEAM PARAESTRAの先鋒を務める塩田は46歳。選手としてだけでなくトレーナーとしての手腕でも知られるベテランは「僕が最軽量で最年長。後ろに強い選手が控えているのでガンガンいきたい」。対するTEAM SAKURABAの大将・中村は「秋田が生んだ偉大なプロレスラー、桜庭さんのチームとして優勝を目指します。プロレスラーとして闘います」と中村らしい意気込みを語った。団体戦抜き試合のポイントとして、八隅は「うちは抜き役がそもそもいない(笑)。全員で頑張るのがポイント。相手チームは最初と最後に抜き役をバランスよく配置している。抜き役をいかにストップするか」という分析も。
今大会ではシングルマッチも4試合実施。オープニングファイトで佐藤洋一郎vs帯谷信広、スペシャルシングルマッチでカイル・チェンバースvsハイサム・リダが組まれ、今回初の試みとしてスペシャルアイアンマンマッチも2試合マッチメイクされた。所英男vsミノワマン、桜庭和志vs五味隆典というボッグネーム同士の闘いだ。
このアイアンマンマッチは、5分の試合時間中、より多く一本を取った選手の勝利になるというルール。“極める”だけでなく“極めまくる”ためによりアグレッシブな闘いが重要になってくるだろう。「練習では一本も取ったことがない」というミノワマンとの対戦に、所は「またアイアンマンルールが見たいと思われる試合がしたいと思います。ミノワマンさんから一本もしくは二本(取れる)奇跡が起きたらなと思います」。
QUINTET初参戦の五味は「ずっと日本の格闘技を引っ張ってこられた桜庭さんとこういう機会を作っていただいて感謝してます。ここでいい試合を見せて、次の大会に向けてやっていきたいと思います」。アイアンマンマッチという特殊な試合形式については「何回でもタップします」と取材陣を笑わせる場面も。
自身がプロデュースするQUINTETを地元で開催することになった桜庭は、五味について「打撃がなくてよかった。打撃があるとKOされちゃうんで」。地元メディアから故郷での試合についてどう感じるかを聞かれると「寒く感じます」といかにも桜庭といったコメントを返した。「来る前は10度だったのでジャージで来たら秋田に着いてみたら2度だったので。ちゃんとウォーミグアップして、いい試合を見せられたら」と言う。
柔術のトップ選手からMMAのレジェンドまで、ハイレベルかつ話題性豊富なメンバーが今回も揃ったQUINTET。秋田を皮切りに全国各地での組技格闘技普及というテーマもあり、独自ルールの闘いが地元ファンの目にどう映るかも含めて大きな一歩となる大会だ。
なお、明日は13時より当日券販売が行われ、QUINTETオフィシャルグッズも販売されます。
さらに、緊急決定! 明日のQUINTET FN4大会の模様を14時45分よりYouTube LIVEで配信します。配信はエリア制限のため日本限定で行われ、生放送の1回のみ。大会終了後にはアーカイブ視聴はできませんのでこのチャンスもお見逃しなく!
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