TEAM 10th Planet
——試合の感想をお願いします。
ライラ・スマジャ-クルス 今日は素晴らしかったです。まだ自分がどこにいるか分からないけど今日は良かった。チームとしても(みんなと)仲良くなってこれからも強いつながりがあると思う。エディに感謝している。このチームを作ってくれてありがとうございました。これからも頑張ります。
ファビアナ・ジョージ 今日はすごく感謝してる。このチームに入ることができてすごく嬉しい。みんなすごく強かったのでまた10th Planetのメンバーとして出場したい。
エルヴィナ・カルピネン このチームのメンバー全員を尊敬している。実は今日はヒザのケガからの復帰戦だったので不安だったけど良かった。初めての女子大会のQUINTETに参加させてもらってありがとうございました。
グレース・ガンドラム(以下、ガンドラム) みんなと同じでこの大会とチームのメンバーに感謝している。
リズ・カームーシュ チームのことを最初からすごく期待していたけど、それ以上にやれたのですごく嬉しい。ありがとうございました。
——ガンドラム選手、湯浅戦を試合を振り返って感想をお願いします。
ガンドラム とてもいい試合だった。彼女(湯浅麗歌子)はすごく強くてあまり言葉がでないんですけど、もともと彼女のことは強いと分かっていた。とにかく自分のパフォーマンスは悪くなかったと思っています。
——エディさん、決勝戦のオーダーはどういうポイントで考えましたか?
エディ・ブラボー ライラとファビアナは1回戦に出ていないので最初に出したが、中堅のエルヴィナは1回戦で強かったのでそのままでいいと思った。リズはUFCなど他の団体でも経験があるので、壁になってくれるだろうということで大将にした。
——ガンドラム選手、グラップリングを始めたきっかけとこれからの目標をお願いします。
ガンドラム 格闘技は空手から始めて、次にキックと柔術をやりました。柔術に興味があったので空手とキックをやめて柔術に集中しています。今後の目標は特にないけれども、このまま経験を積んで将来色々な大会に出たいです。
TEAM BJJ KUNOICHI
——試合の感想をお願いします。
越後伊織 とにかく最低引き分け、できれば一本とりたいというかたちで。途中から向こうのペースになってしまったので完全に守りで一本取られないよう、最低限をやったということですね。
市川奈々美 私自身、今回初めてのグラップリングの試合だったんですけど、感想としては楽しかった。ただ、絶対に極めて勝ちたかったという気持ちが強かったので引き分けっていうかたちで終わってしまって凄く悔しいです。
杉内由紀(以下、杉内) 1試合目に関しては自分の好きな型にはまってくれたので得意パターンで極められてよかったです。2試合目、決勝に関しては(相手の)初戦を見て絶対にやられると思っていたのでなんとか最後までもってよかったです。
湯浅麗歌子(以下、湯浅) 1試合目はサラ選手と美憂選手と試合ができたことがすごくみなさんも楽しみにしてくれていたところだと思うので、自分のかたちに持っていってフィニッシュできた部分に関してよかったと思います。2回戦に関してはオーダーがすごい昨日も言ったんですけど、ずっとよんでいて、誰がくるかって。誰が引き分けで、誰が取るかっていう、決勝戦の場合、私と市川さんでどっちかが取れば最悪勝てるという状況だったんですけど、ガンドラム選手のディフェンス力がもの凄かった。他の10th Planetの選手もみんな極めにかかってもグラップリングのディフェンスの速さがすごい。作られちゃうと柔術もグラップリングも極めまで一気にいっちゃうので、そこをさせないというのがエディ・ブラボーの弟子だなって感じました。自分のことだけじゃなくてみんな誘ってくれてQUINTETまでたどり着いて、決勝戦もいつもなら…(涙)、私のためにすごい練習してくれて。誘ってくれたのに。こっちが感謝しなきゃいけないのにみんな私のために頑張ってくれて(涙)。本当に感謝しています(涙)。ありがとうございます(涙)。
澤田明子(以下、澤田) 初戦なんですけども自分の役割は対戦相手を削って自分が一本とられるとしても次のメンバーが試合しやすいようにってことだったんですけど、もうちょっと削れればよかったんですけども。決勝は予想は大将はガンドラム選手なのかなと思ってたんですけど、そういうことにはならなくて。チームで優勝できれば一番よかったんですけど、残念ながら負けてしまったんですが、自分の役割はある程度ネチネチと果たせたんじゃないかと思います。今回の大会に向けてはみんながいてくれたからこそここまで頑張って決勝でもこういう接戦になれたんじゃないかと思います。
——決勝戦のオーダーで大将がリズ選手というのは予想外だったのでしょうか。
湯浅 リズかガンドラムがくるとよんでて、(副将)リズ、(大将)ガンドラムのはずだった。それが逆だったと。私に対してはリズのほうがよかった。ガンドラムはディフェンスが強いので私を引き分けにさせる目的を向こうがよんであててきたのかと。最悪、私がリズで指導1個でもとってこっちが判定だったら、指導1個の差でトータルで勝ってたんですよ。だからゲーム的には勝ってたとは思うんですけど、そこはやっぱり最後の最後までどっちが来るかっていう。どっちにしろ、私が極められれば勝っていたので。
——湯浅選手、団体戦ということでいつもとは違いましたか?
湯浅 私が心が折れそうになってもみんながいっつも麗歌ちゃんのために頑張るって言ってくれたから、練習もできたし。もちろんプレッシャーとかいろんな人にいろんなこと言われる中で支えてくれたのがチームのみんなだったり、ジムのみんなだったり。いろいろと声をたくさんかけていただいてここまでこれたなと思うので。今日の反省もしっかりして立ち止まらずに5月も6月も試合があるのでちゃんと気持ちを切り替えて練習したいと思います。
——杉内選手、カルピネン選手を止めたのはどんな思いですか?
杉内ちょうど隙間からあと12秒って見えたのでずっと数えてました。みんなの声がなければ極められたと思うので。とにかくよかったです。
——澤田選手、試合の最後に終わってからタップという感じでしたが。
澤田 カウントがゼロになったと同時にバキッといってレフェリーが止めてくださったんですけど。やめて〜という感じでした。
TEAM DEEP JEWELS
——試合の感想をお願いします。
KINGレイナ(以下、レイナ) 5人抜きすると言ってたんですけど、抜けずに引き分けになってしまったんですけど。まあ、個人的な話で言ったらあの選手(リズ)とは総合で闘いたいと思いました。チーム的には一つ取れてたらあれでしたけど、なかなか日本人よりも体格が大きい人たちが多いのでハングリーにどんどん取りにいかないと(10th Planetは)難しいチームだったのかなと。ガンガン取りにいかないと難しかった試合だと思いました。
青野ひかる 私の2番目の位置は重要だったと思ってるんでチームの足を引っ張ってしまったかなと反省点がいっぱいで、私がいってれば後の人たちが楽だっただろうし、ちょっとでも役に立てなかったのがすごい悔しいです。
奈部ゆかり 自分は中堅にしてもらって、リズ選手がUFCファイターと聞いていたのに引き分けてきてくれて、青野選手も一人頑張ってきてくれたのに今インタビューでこんなこと言わせてしまって申し訳ないと思うんですけど。自分の役割を果たせるような試合をしたかったです。
前澤智 もともと小さくて今までも自分より大きな選手とやってきたので。でももう少し我慢できてたらなと。総合の試合と今回の試合と負け続きなのでもう少し気持ちを強く持たなきゃ選手として、プロとしての課題が見つかったかなと。今回こうやって初めてチーム戦っていうのに参加させていただいていつもと違った仲間というか、あったかく感じることができたのがとてもいい経験になったと思うし、このチームで闘えてよかったなぁと。また機会があればいいなと思ってます。女子の格闘技を盛り上げていきたいです。ありがとうございました。
富松恵美 まずはこの日本中で盛り上がってるQUINTETに出れたっていう、女子の大会に選ばれたっていうのが嬉しかったです。もともと相手は強豪チームだし、もちろん男子も優勝してますし、女子も優勝候補だなと思って逆にそれが勝って下馬評を覆してワーッてなるのをずっと思ってやってたんですけど、前の二人が負けてしまって、3番目の選手が非常にヤバイというのは聞いてたんですけど、正直自分の時は少し疲れてる感があったんですけど、力も強かったのかもしれないですけど、柔術っていうテクニックで負けてしまったなという気がしました。私が大きくはないんですけども、大きい人に技があれば勝てるといつも練習の時に思ってますし体重差は関係ないと思っているのでそれだけまだまだ技術が伴っていないんだなと思った。もっと頑張ろうという気になったのですごくいい経験になりました。チョー悔しいですけど次につながると思います。
TEAM Sun Chlorella
——試合の感想を。
池本美憂(以下、池本) 自分が思ったより何にもできなかったんで。ちょっと悔しいです。
杉本恵(以下、杉本) 何もできずに終わってしまったので私の中で不完全燃焼で終わってしまってチームに全然貢献できなくて申し訳ない気持ちでいっぱいです。
長野美香(以下、長野) チームに貢献しようと思って一本取りにいこうと思って逆に取られてしまって、あっという間に終わってしまって、せめて引き分けでもと思ったんですけどできなく悔しかったです。
サラ・マクマン(以下、マクマン) 一生懸命頑張ったんですけど、柔術に関しては経験があまりないチームだったので。レスリングだったら絶対に頑張ります。
山本美憂(以下、山本) 1試合しかできなかったんですけど、本当にやりたいと思った選手とできたのでいい経験ができたなと思います。すごく技が豊富というか次から次へとそれに対処するのが必死で自分が極めにいくというのを忘れているというか、全く余裕がなく守りに徹していたのでそこが悔しいなぁと思います。でも、こういう大会に出れば出るほど自分のグラップリングのレベルは上がっていくと思うので、自分にとってはすごくいい経験ができたと思います。あとはチームのみんなが声をかけた時に即答で参加してくれたのですごく感謝しているのと、いい経験ができたかなと思います。
——もう一度挑戦したいですか?
山本 そうですね、もうちょっと練習して、はい。みんなでまた出たいです。今度は極めにいけるように。
マクマン もちろん!
長野 ぜひまた挑戦したいです。
池本 今度は勝ち進めるようにしたいです(涙)。
マクマン (池本のことを)みんながすごい喜んでるし、誇りに思ってるよ。
山本 14歳で大きな舞台で緊張したと思うのでよく頑張ってくれたと思います。
——QUINTETのルールはどう思われましたか?
池本 足関とかは、取られることはあったのでそこは気をつけてたんですけど、違う技で極められたので悔しかったです(涙)。
杉本 レスリングは得意なんですけど、関節とか入ってしまうと苦手になってしまうので怖くなってしまったところがあって自分からいけなかったんで、頑張って練習して強くなりたいです。
マクマン 基本的には素晴らしいと思いますけど、たまにスタンドになったのはなんで?と分からなかった。それ以外は大丈夫です。
山本 このルールは極めにいくから見てて面白いなぁと思っていて、自分が実際やってみると極めにいけないからあれなんですけど。このルールだから自分のキャリアがいかせるという選手になりたい。
——桜庭選手からはなんと声をかけられましたか?
山本 レスリングをベースにした闘い方を教えていただいたんですけど、それどころじゃなかった、今日は(笑)。必死のあまりに。でもなんか一つ楽しかったのはいっつもこのチームとか、コーチもそうなんですけど自分の対戦相手と一緒に闘えたのが嬉しかったなぁと。
——湯浅選手の印象は?
マクマン とても素晴らしい選手。いつも練習をしている選手が身体の大きな選手ばかりなので彼女の動きがあまりよめなかった。
山本 次から次へと来るんで。今考えると楽しかったです。
——桜庭選手はどういう存在ですか?
山本 レスリングの先輩だし、MMAの先輩だし、格闘技のシーンを盛り上げてくれている選手なのでありがたいです。桜庭さんがいなかったらこういう場は生まれなかったと思うので感謝です。
出花崇太郎
——試合の感想をお願いします。
出花 相手が全日本柔術チャンピオンですごい強い選手というのはわかっていて、いろんな技をやってくる選手とは分かっていたんですけど、本当に三角入られてピンチだったんですけど、それを乗り越えて自分の持ち味である一本を最後に取れたので、結果的にはお客さんも見てて面白い試合になったとは思っています。
——腕十字は狙っていたんですか?
出花 狙ってましたね。いつもチャンスがあれば極めにいくスタイルなんですけど、今回は十字に入って完璧に入ったなと思ったんですけどあそこで逃げられるとは思っていなかったんでびっくりして。いつも相手の腕を折るくらいのつもりでいてるんですけど、今回もそのくらいじゃ相手はまいったしてくれないなと思って。2回目は全力で極めにいきました。
ホブソン・タンノ
——試合の感想をお願いします。
タンノ 毎試合やってみたい感じですけど、最初から相手が腕に入ってスキップして、お互いに三角が入ったんだけど、惜しかった。今回は相手が強かったのでまたチャンスがあったらやりたいです。またみなさんよろしくお願いします。QUINTETに参加させてくれたスタッフの人たちありがとうございました。桜庭さんがチャンスをくれて嬉しかったです。
——いつもの柔術の試合と違う感じがしましたか?
タンノ そうですね、でもQUINTETのルールは難しくはないから。QUINTETのレフェリーもしたことあるから(アマチュア大会のこと)、ルールにはなれている。ルールは大丈夫。
世羅智茂
——試合の感想をお願いします。
世羅 最初すばしっこくて捕まえるのが大変でした。MMAファイターはああいう展開になるのである程度は予想していたんですけど、思ったより速くて力も強かったんで最初捕まえるのが大変でした。もしかしたら逃げ切られるかなというのがあったんですけど。1回上をとってコントロールして三角とれたんでよかったです。
——相手に付き合わずにという展開でしたが。
世羅 ちょっとはありましたね。組んだ感じ思ったより強くて速かったんで。レスリングをやってたみたいなんで立ちの組手も速かったんで、スピード勝負に付き合うと危ないという感じましたね。
——ワンマッチの試合はいかがでしたか?
世羅 団体戦のプレッシャーはなかったんですけど、CARPE DIEMを背負って闘ってたんでそういうプレッシャーはいつもどおり、どの試合でも同じなんですけどありました。
渡部修斗
——試合の感想をお願いします。
渡部 試合の感想は世羅選手は下から攻めてくると思ったんで捕まらないようにしてたんですけど、捕まってしまったので実力不足だなと単純に思いました。
——向こうが一枚上手という感じでしたか?
渡部 自分から中に入っちゃいましたね。このまんまスタンドとかペース争いして最後に勝負にいくという手もあったんですけど、プロ興行なのでそんなこといってもあれだしと思って中に入っていったらやっぱりやられてしまいました。また機会があったら出てみたいですね。今度は総合の選手とやったら噛み合うんじゃないかと。MMAファイターとやりたいです。所さんとか。
桜庭和志
——男子と比べて女子の手応えは?
桜庭 分からない。ちょっとなんて言えばいいのか、最初の2試合は面白かったですね。そういう意味で最後はもうちょっと一本を狙って欲しかったですね。
——女子も定期的にやりたい感じですか?
桜庭 そうですね。できれば。
——桜庭選手が印象に残った選手は?
桜庭 面白かったのは美憂ちゃんのチーム(TEAM Sun Chlorella)。サラ選手は面白いなと。身体が違うというか。男子に混ざってもいいんじゃないですかね。何キロですかね? 70キロぐらいですか? すごいなと思いました。美憂ちゃんもいい動きしてましたよ。
——旗揚げから約1年ですけど、ここまでの手応えは?
桜庭 もうちょっと、毎回言うんですけどルールも少しずつ変えていかないといけないですけど、昨日エディさんと話をしてこういうルールはどうですか?とか言われて、それはいいなと思ったりしたものはありました。
——どういうルールですか?
桜庭 時間とか体重差の部分ですね。ルールはもっと面白くできるように。
——チーム戦でレスリングや柔道系の選手たちは引き分け狙いや指導差で勝つというのを狙ってくる場合もあると思いますが。
桜庭 そこらへんもルールを変更したほうがいいかなというのはありますね。やる側としてはそういうドロー狙いもあると思うんで。レフェリーの人たちと話しながらやっていきたいですね。寝技っていうのは面白いんですよ、面白いんですけど守っちゃうと面白くないんですよ。いろいろ考えていきたいですね。
——桜庭選手は美木選手以外との試合は?
桜庭 えっ? 今日は向こうが言ってきたんですよ(笑)。僕は分からないですね。次のQUINTETは多分出れるんだと思います。一応、練習はしています。