12月21日、都内にあるALLIANCE東京道場で行われたQUINTET2019年大会開催に関する記者会見では、プロデューサーである桜庭和志が自ら司会進行を務め2019年のQUINTETのテーマなどを発表した。
まずは2019年のミッションとしてQUINTETを世界標準にするべく、アメリカ市場への本格参入とアマチュア事業の拡大という二大目標を発表。アメリカ市場への本格参入については、10・5QUINTET.3がアメリカでも好評で、大会に協力をしてくれていたUFCが来年もさらなる協力を申し出てくれているという部分が大きい。これを受けて、来年のナンバーシリーズは年間3~4大会を米国で開催予定として調整をしている。「QUINTET.4」となるナンバーシリーズの次回大会は4月か5月のタイミングにラスベガスでの開催が濃厚となっている。
FIGHT NIGHTシリーズについては開催地周辺の選手を中心に構成するイベントとして年間6〜8大会を予定。現在は日本大会を4〜5、イギリス大会を1〜2、韓国大会を1~2で調整中。イギリス大会については元々今年の12月に行う予定だったが、一緒に開催に向けて動いていたPolarisの制作チームとスケジュール調整ができなかったため、仕切り直しで2019年に大会を行うこととなった。
韓国大会については、現在、柔術熱が非常に高い韓国でグラップリングのマーケットができつつあるということで、来年韓国でQUINTETを行うことにより、より韓国の柔術界、グラップリング熱を盛り上げたいという狙いがある。すでに韓国のテレビ局からも今年の大会の放映オファーがあり調整中。さらに韓国大会を行うことで継続的な放映が期待される。
日本大会についてはシリーズ企画案として下記の4案が柱となる。
★Japan Open Team Championship チーム総体重430kgの男性4チームによるトーナメント
★Female Open Team Championship 女性4チームによるトーナメント
★Light Weight Team Championship チーム総体重360kgの男性4チームによるトーナメント
★Masters Legend Team Championship 45歳以上のレジェンドで構成する4チームによるトーナメント
そして、2019年のQUINTET第一弾イベントとしてFIGHT NIGHTシリーズの日本大会が決定した。2019年2月3日(日)、アリーナ立川立飛(たちひ)で行われるQUINTET FIGHT NIGHT 2 in TOKYOだ。今大会はJapan Open Team Championship 2019としてチーム総体重430kgの男性4チームによるトーナメントが行われる。出場チームとして高阪剛率いるTEAM TK(仮)とハイサム・リダ率いるTEAM CARPE DIEMの2チームが決定。残り2チームについては選定中だ。TEAM TK(仮)は高阪剛、横井宏考、ミノワマン、所英男、中村大介の5名が決定。会見で体重を確認したところ総体重が440kgになり、早くも誰が体重を落とすのかという問題に面してはいるが、夢のU系チームとしてどんな闘いを見せてくれるのか、非常に楽しみである。
会見には5選手も出席し、それぞれ短いながらも熱い意気込みを語った。
「高阪剛です。よろしくお願いします。グラップリング、QUINTETに出させていただけるということで、邪魔にならないように頑張ります」(高阪剛)
「ミノワマンです。このチームとしてやるというのは考えられませんでした。優勝目指して頑張ります」(ミノワマン)
「横井宏考です。正直、最初この話をいただいたときに迷ったんですけど、このメンバーで燃えなきゃ男じゃないと思って参加させていただくことに決めました。すごいチームだと思うので優勝できるように僕も精一杯頑張りますのでよろしくお願いします。」(横井宏考)
「中村大介です。自分の大好きなファイターの皆さんのチームでやれることが決まりましてワクワクしてます。今まで(QUINTETの大会に)全部出させてもらってるけど、最近守りに入ってしまっているところがあるので、攻めてやるかやられるかの試合がしたい。このチームで優勝したいと思います。」(中村大介)
「所英男です。自分も中村さんと一緒で全部出させていただいているんですけど、盛り上がっているのを見る側になってしまっているので、今度は心強いチームで闘えるのでリングの上で盛り上げる側になりたいなと思います。優勝目指して頑張ります」(所英男)
また、2月に続き、FIGHT NIGHTシリーズは4月7日(日)にアリーナ立川立飛でQUINTET FIGHT NIGHT 3 in TOKYOとして初の女子大大会が行われることも決定している。
さらに、アマチュア大会に関してもすでに2月10日(日)の九州大会を皮切りに7大会が決定。会見には中井祐樹審判委員長と新明佑介アシスタントプロデューサーも出席し、さらなる拡大について意気込みを語った。なお、QUINTETアマチュア大会は柔術連盟の大会と同時開催で行われる。この他にもアマチュアの事業拡大案として、年内にも道着カテゴリーの導入が予定されている。4月以降のアマチュア大会も順次調整中とのこと。さらに、QUINTETとして一般社団法人も設立し、日本ブラジリアン柔術連盟と共にアマチュア大会の運営を充実させていく予定だ。詳細が決まり次第、随時日本ブラジリアン柔術連盟で発表いたします。
2019年もますますパワーアップしていけるよう頑張っていきますので、ぜひとも応援のほどよろしくお願いします。