7.13QUINTET FN7試合後のコメント!

7.13QUINTET FN7で闘った選手たちの試合後のコメントです。

QUINTET FN7
FN7

TEAM WOLF

——1回戦の試合の感想をお願いします。

内柴正人(以下、内柴) 先輩後輩対決、彼にはもっと僕よりも強い人を目指して欲しかったんですけど、僕とやりたいという話が聞こえたんで小見川先輩に先鋒行かせてくださいとお願いして、(相手も)来るだろうと。柔道のスタイルというよりもしっかり柔術をやっていると感じたんでこれからも頑張って欲しいなと思います。

伊藤盛一郎(以下、伊藤) 腕十字、飛び十字がけっこう完璧に入ったんですよ。腕も相当バキバキいってて、もう1回絞った時にバキバキいってて、なんでタップしないのかなって。リーダーだからってその意地でってすごいなと。でも一本取れなかったんで次出るときは一本取りたいです。

森戸新士(以下、森戸) (石毛戦は)最初組みはMMAっぽい最初かなり押されていたんでなかなか自分の距離が作れなかったんですけど、落ち着こうと思って引き込んだりして、ちょっとスキが生じた時にパッと三角入れたんでそのまま極められてよかったです。(中島戦は)中島選手は下からの足の作りがうまそうな感じを組んで感じたんでちょっと密着してパスガードを狙ったところでバック見えたんでバックとってチョーク決まるかなと思ったんですけど、アゴ入ってたんでそのまま絞めたらタップしてくれたんで2本目取れてよかったなと。(鈴木戦は)3本目も極めたかったんですけどね。3人抜きってなかなかないんで。でももうちょっと体力つけないといけないなと思いました。

——決勝戦の試合の感想をお願いします。

グラント・ボグダノフ 練習も含めて初めて組みましたけど、八隅さんやっぱり聞きましたけどとっても強い選手でいい経験でしたけど、取りたかったですね。取り切れなかったけどTEAM WOLFの力でなんとかチームの優勝しましたね。森戸さんの最後のパフォーマンスと盛一郎君のめちゃくちゃ面白いスタイル。引き分けになってもなんかすごい面白くて、観客盛り上がりますね。あと小見川さんと内柴さん、最高の先輩でチームの力を盛り上げてくれるから、本当にこのチームは最高ですね。

小見川道大(以下、小見川) 正直、あんまり覚えてないんですけど、ちょっとね、相手は世羅選手で向こうで言ったらポイントゲッターじゃないですか。どうしても取りにもいかなきゃいけないですけど、最悪引き分け、取られないこと。めっちゃ集中しました。ちょっと消極的になった部分はありますけど、それが引き分けという結果になってしまったと思います。

伊藤 体格差が凄かったんですけど、ギリギリ10kg差なくて8分だったんですけど、小見川さんの道場で毎週週1回でいろんな人来てくれてそこで大きい人とかともたくさんスパーやってたんで、それをやっていたおかげでなんとか戦えたかなと。1回戦も決勝戦も毎回腕を取られるピンチがあったんですけど、決勝の時はみんなの応援もあったんですけど客席から母ちゃんの声聞こえてこれは頑張んなきゃと思って逃げました。

内柴 グラントが前の相手の試合でどこが強いとか説明してくれてそれを聞いていたのでやっている時は取られることはないのかなと。ただ僕の今回のテーマは森戸君みたいにしっかり極めることを考えていたんで半年かけていろんなことを勉強したけど出せなくて悔しかったです。もうぜひ次呼んで欲しいです。

森戸 一本取れて最高でした。試合前に勝村さんからこれで取ればインパクト残せるぞみたいに言われて、心決めて絶対一本取ろうと決めて取れたんで。しかも一本取りにくいことで有名な選手から取れたのでよかったです。アームバーで取りたいと思ってたんです。三角いこうかなと思ったんですけど腕があったんで取りました。

——念願の初優勝ということで小見川リーダーいかがでしょうか?

小見川 いやもう最高! 最高です! このチーム最高です! 前回(QUINTET FN5)悔し涙だったんですけど。前回のCARPE DIEM戦で大将の森戸君が判定で(敗れて)。あの時の彼の表情も全部見てるんですけど、この悔しさってこのままじゃおさまんないだろうなと思い、あとはみんなですね、みんな前回悔しかったんでもう1回このチームで挑みたいなとそういう思いで、絶対優勝するぞっていう気持ちで、TEAM WOLFで優勝できて嬉しいです。

グラント まだじっくり考えてないですけど、今感じてるのは嬉しさと感謝ばかりです。

伊藤 前回負けちゃってすぐに小見川さんが同じメンバーでリベンジするぞと言ってくれて今回呼んでもらえて、そのメンバーでいい動きできて活躍できて優勝できたんで最高に嬉しいです。

内柴 僕は広島に森戸君に1回会いに行ったんですよ。QUINTETあるって話があってお互いに一緒に出たいなという気持ちはあって。でもキャプテンの方針が分からなかったんで。このチームになって優勝なんて嬉しいです。ありがとうございます。

森戸 僕普段地方でやっていてなかなかこういう舞台、大舞台に立つチャンスがないんですけど去年ようやく巡ってきてそこでああいう負け方、判定負けして悔しかったんですね。チャンスをモノにできなかったかなというのもあったんですけど、小見川さんに呼んでもらってもう一度チャンスもらったんで絶対頑張ろうと思って形にできたんで感謝です。

小見川 これが団体戦ですね。チームの絆は一番深かったんだなぁと。それがこういう結果になったのかなと思います。今後ですよね。こうやって優勝できたってことでみんな誇りを持って、これからの道、それぞれが一匹狼になってそれぞれの道を誇りを持って歩いていければいいなと思います。

TEAM WOLF

TEAM THE BODY RIDE

——1回戦の試合の感想をお願いします。

八隅孝平(以下、八隅) 毎週火曜日組んでいる相手なので何も起こらなかった。予測はしてたんですけど、さすがに無理でしたね。北岡に組めと言われたんですけどちゃんと組めなかったです。飛び十字狙ってるんだっていうのは組んだ瞬間に分かったんで、それだけ注意して。身体まわしてきても上になろうとしないんで組めないです。攻めることはできなかったです。攻略はできなかったです。

世羅智茂(以下、世羅) 今成さんとは3〜4年前に1回ケージグラップリングで試合をしてるんですけども、その時はもっと膠着の時間が多かったんですけど今回は前に1回やってるというのもあって積極的に攻めてパスもできましたし。パスからの極めがハードルが高かったですね、今成さんは。肩固めも悪くないかなあと思ってましたけどそこを狙ってましたね、今成さんは。ちょっと極めたかった、超えたかったですけど、前の試合よりはいい試合ができたのは素直に嬉しいです。でもまだ課題は多いです。

中村大介(以下、中村) 竿本選手はレスリングももちろん強くて何回も倒されちゃったんですけど。極めを狙ったんですけど極め切れなくて、あそこは自分が極めて次に繋げるというイメージだったんですけど、あそこで極められなかったのも、1回戦も極められかけたりなんか雑な部分が見えてしまって、もっと強くなりたいです。

出花崇太郎(以下、出花) 山田選手をどう止めるかというのがチームの課題というか。それを前日から話し合ってて。自分とこに来たかと(笑)。これはホントにできれば指導差なしで引き分けに持っていきたいというのがあったんでちょっと引き分けにいく闘い方ですね。そこで止めて小谷さんに繋ぐしかないなと順番的に思ってました。それがちょっとうまくいって結果的にチームの作戦がうまくいったという感じですね。

小谷直之(以下、小谷) 宮田選手の前に崇太郎選手が自分の前に来たら帰ろうと思ってたんですけど(笑)。秒殺一本とかなったらしないで帰りたかったんですけど、きっちり前の4人がやってくれたのでここは頑張るしかないと。最悪でも極めさせはしないという気持ちで頑張ってなんとか引き分けに持ち込んだと。向こうも大将戦ということもあって無茶ができないとあってお互いに固くなったというのはあったと思います。(指導差1で決勝に行けたことで)満足しちゃった感が出ちゃいましたね。

——決勝戦の試合の感想をお願いします。

八隅 すごいよかったです、グラントはさすがでした。1回も触れたことがないんで相手も予備知識がないんでけっこう攻めてきてくれて。でも自分の中で柔術ルールというか点数だけでは負けないでおこうと思って。でも上手く闘ったなと。もうちょっと時間があったらもっといい勝負できたと思います。(メンバーに向かって)みんな取られると思ったでしょ? あれは決まった形でどんな人でも取られないです。ちゃんとあるんです組手が。言わないですけど。お客さんもヤバいと思ってたと思うんです。絶対疲れるんですよ。それを狙ってました。でも1回抑え込んだらノースサウスでとってやろうと思ってたんで。ヒーローになりたいなって! ワハハハ! 思ったんですけど、甘くなかったです。途中で攻めるのやめたんです。急に首引っ張ってきたりとか、あ、これはダメだ俺もいかないとって思ってもう1回アプローチしましたけどダメでした。最後かついで腹固めとかいきたかったですけど時間がないし。もっと時間があれば俺のターンが来たと思います。でも楽しかったです。

世羅 小見川さんは試合は初めてですね。練習は昔ちょっとだけやったことはあってなんとなくは分かってるんですけど、戦法とか。終始攻められたかなと思いますね。指導も向こうが2こで僕が1こできて。でもそこから極めるのがかたかったですね。組んでて力も強いし、そこから先がいけなかったですね、まあ頑丈ですね、あの人らは。内柴さんもまだ現役で。僕はやめないですけど。

出花 決勝はあそこで体重差もあったやろうし取るべきやったんですけど、なかなか取り切れなくて。1回戦の消耗が激しずぎて。パワーが残ってなくて、決勝までも時間が短く感じたというか。そこらへんで極めの力が足りなかったですね。悔しいです。

小谷 組んだ感じの肉厚が凄かったですね。ちょっとアームとかいけるかなって思ったところから先がいけないという。もうちょっと頑張りたかったなという感じがするんですけど、パワーが強くて万が一取られるのも嫌だなというのでなかなか極めの最終段階までいけなかった、勝負できなかったいうのがあって。万が一そこで極めたりできたら結果も変わったと思うんですけど、ちょっと残念ながら攻め切れなかったというのがありました。

中村 チームの皆さんがすごい気持ち見せてるいい試合してたんですけど、自分が最後やられちゃって100%自分のせいで負けたんで情けないですね。もちろん、技術的なこともいっぱいあるんですけど、自分の武器である気持ちでのまれたというか。どっかで向こうも2本取ってるんで疲れてるんだろうなとか、なんかどっかであって。極められなきゃいいなというのがどっかであったかもしんないですけど、なんかのまれましたね。そこが情けないです。

TEAM THE BODY RIDE

TEAM TRI-FORCE

——試合の感想をお願いします。

平田直樹(以下、平田) 自分がチームとして先鋒で流れをもっと作って、自分が(一本)取ってチームに勢いをつけたかったなと思います。(内柴選手とは国士舘大学の先輩後輩ということで話題になっていましたがいかがでしたか?)やってみて自分が思っていた以上に自分も対応できていたし、自分も惜しい場面が何度かあって極めきれなかったのがまだまだなのかなと。今後につなげたいと思いました。もともと寝技や組み技がすごい好きだったのでこういう舞台に出られて嬉しいですし、もっともっと頑張って次も出られるようにしっかり頑張りたいと思います。

澤田伸大 最初チャンスあったんですけどね、自分の得意技入ったんですがそこを取られてしまってそのあと相手の人がゲーム展開がうまかったですね。私に指導がくるような流れできてしまって。相手の飛びつきは警戒していたんですけど入ってしまって。正直あれは完全に極まってました。ただタップしなかったのはキャプテンとしての意地というか、そこで抜けきってて感じですね。最初のチャンスが取れなかったのが一番悔やみですかね。(伊藤選手は)運動能力が高いですね。本当にやってて常に怖さがあるし、速いし。ただもっと最初とめた場面でいきたかったですね。僕がまだまだ未熟だったかなというところです。

石毛大蔵 僕は今回団体戦だったので、あの場面で分け、あるいは抜いていかなくちゃしょうがないと思って自分が一本取らせちゃって後ろに勢いつかせちゃったというのがあるんで、今回の試合の敗因は中堅の僕が一番あると思うんでそこは団体戦なんで仕事ができなかったんでそこが一番悔やまれますね。(森戸選手が)来るのは分析したものもあるんで分かっていたしやってる段階で三角絞め来るのも分かっていたし、最初の何回かはガードをしていたんでその中でも来るのは分かっていたのにくらっちゃったんで、相手が自分より強かったっていうのがあるんで悔しいです。(QUINTETルールは)アマチュアの試合で1回出た時あるんで今回後楽園ホールでできたんで楽しかったですね。結果は負けてしまったんですけど悔しい、楽しい、複雑ですね。

中島康輔 わりと早々にやられてしまって。粘りをするというのは柔術をやってる人たちにとってけっこうやられないというのが特徴としてあるんですけど、それがなかなか発揮できずにそのまま、パワーもあったのでやられてしまって自分としても悔しいなと。なるべく引き分けにっていうのがあったんですけど差があったかなと。

鈴木和宏 相手も3人目で疲労もあると思うので、(自分が)大将なので仕留めなきゃいけなかったんですけども、ちょっときたチャンスもつかみきれず引き分けで終わってしまって。ちょっとあそこから抜き返して大将戦まで持っていきたいという気持ちでいたんですけど、ちょっと攻めあぐねてしまった部分があります。(森戸選手は)組んで無駄な力みとかもなくて落ち着いていてやっぱ柔術のトップ選手だなというのは感じました。あと相手もちょっと引き分けでチームが勝ちというのもあってディフェンシブだったのでまた違う状況でやり合えば分からないですけど、ちょっと最後ヒザ十字もわずかにポイントがズレていてそこを完全に極めきるには調整しなければいけない、その一瞬のスキも相手は分かっていて逃がしてしまった感じですね。(1回戦敗退については)今回チームで一丸となって準備ができたことは自分にとってもチームにとってもいい経験だったと思うので、また個人、団体問わずチャンス、させてもらえる機会があったら自分としては頑張りたいと思っています。

——平田選手、内柴選手と闘ってみて技術であったり圧であったりそういう部分はいかがでしたか?

平田 やっぱ柔道家でフィジカルが強くてそんな体重差はないんですけど乗られた時の圧とかそういうのは感じたんですけど。だけど向こうから立ち技をけっこうやろうとしていて、そこは付き合わないで自分が引き込んでうまく展開を作って自分の方がスタミナがあると思ったんでそこで勝負したいと思ってました。(内柴選手の動きは予想どおりだったか、違ってましたか?)予想どおりだし、もっと自分はスキがなくてあんまり入れないのかなと思ったんですけど、何回か惜しい場面もあってバック取れたりとかもあったんですけどそこで極めきれなかったのでそこがまだまだだなと思います。

TEAM TRI-FORCE

TEAM BRAVE GYM

——試合の感想をお願いします。

寒河江寿泰 八隅さんはいつも練習をしてもらっていてお互い手の内は分かっているんですけども、できれば私が抜いて次ドローとかで止められればいいなと思っていたんですけど、八隅さんが強くて取れなかったですね。今できることはやったと思うんですけど、チームの負けは悔しいです。また頑張ります。

今成正和 ちょっとポジションあげすぎて自分が指導いっぱいもらっちゃたんで、ちょっとまあ、もっとできたはずなんですけどね。ちょっとイマイチでした。世羅さんは前にも試合したことがあって練習もしたことがあるんでアレなんですけど、上手って感じですよね。そんなにフィニッシュがすごいというとかじゃないんですけどうまいですよね。

竿本樹生 闘う前はけっこうビビってたんですけど、やってみて開始2分くらい普通に組んでててもしかしてこれ引き分けまで持っていけるんじゃないかと。ラスト相手もバテてるのが分かっていたんで、自分もここで攻めて指導とか取れてたらチームの勝敗も変わってたと思うんで。自分もバテて最後攻められなかったんで先輩たちに申し訳ないなと思います。(中村選手は)極め力が強いと思っていてけっこうパワーもあったんで思っていたとおり強かったです。また出ることがあれば今回よりいい試合していい結果を残したいと思います。

山田崇太郎 先鋒、次鋒、中堅といい仕事をして僕が一本取らなきゃいけない局面だったんですけど、相手の指導とかの作戦に気づかなかったのもあるんですけど、ちょっと僕がしっかりできなかったのが問題だと思ってます。取らないとお互いに大将戦につなげないっていう感覚でやってたんですけど、引き分けで指導差っていうのが頭になかったですね。

宮田和幸 強い選手だというのは分かっていたんだけど、単純なことで指導数が分からなくて、指導数で負けてるって認識が自分でなかったんで、なんとなくあんな感じに普通にやっちゃったんでそこは僕のミスだなと。チームはすごいよかったんですけど、相手も強かったんですけども。順番とか色々そういうのとか、単純に僕がミスしてしまったのでガッガリしてます。なんとなく自分の勝手な最後は判定になるのかなと思ってて、ここまで接戦になる予想をしてなくて僕の前で終わると思っていたので。最後は普通にやろうかなと思っちゃったんですよね。あんまり細かい綿密な、いつもそううちのジムの生徒の試合は細かいの考えるんですけど自分の試合が久しぶりすぎて細かいのがちょっとわかんなかったですね。最後2分くらい前に気づきたかった。まだ余力あったんで。めっちゃ悔しくてこれで辞めようと思ってたけど、また現役の時の気持ち、総合の復帰とかはないですけど思い出しました。(竿本)樹生は頑張ったと思うんですけど。他はみんな強いんでアドバイスのしようがなかったんですけど。しょうがないです。(山田選手のところで勝てると思ってたんですね?)ここで終わると勝手に。崇太郎は荷が重いと思ったんですけど彼の強さは知ってるんでいくかなぁと思ってたんですよね。

TEAM BRAVE GYM

Special Single Match

——試合の感想をお願いします。

石黒翔也(以下、石黒) 最初から僕もリスクをとって極めにいこうって感じでやってました。引き込んでくるかなと思ってましたけど立ちをやってきたので僕が引き込むしかないかなと思って引き込んだけど、上からアタックしてきてそれに足関節を合わせることを考えていたんですけど、僕が下に行ってもダブルガードといって高橋選手が下にいかれちゃったので僕がそこで足関節の攻防をして膠着するなと思って上にいってすぐに上から攻めるけどギリギリ極め切れないっていうところで立たれて。で、立たれて僕が引き込んでっていうループを僕がしちゃったんでそこは僕的にあんまり良くなかったなと思っています。最後の場面でパスガードしてマウントとって極めにいくチャンスがあったんですけど、脇を締められると腕が取れないじゃないですか。QUINTETのルール上、その状態でいても面白くないって僕は分かっていたのであえて足を立てて逃げられるけど腕が来るようにセットアップしました。でもそこで極めれず足戻されちゃって。う〜ん、ちょっと反省ですね。もう少し足関節の攻防とQUINTET用のダブルガードからの足関節をもっと勉強して次の試合でいかせたらなと思います。

——QUINTET参戦を希望されてたそうですね?

石黒 QUINTETは僕自身、競技柔術、競技グラップリングで点数をとって勝つというのをあまり気持ちよくないと自分自身感じていて、そう感じている時にQUINTETができて指導とか早いじゃないですか。たとえいいポジションをとろうが極めにいかないっていうのは闘う身としてあんまり好きじゃないスタイルなので、そういう意味でQUINTETが開催されて2回、3回と視聴させていただいて指導がたくさん入って選手がアグレッシブに闘うところに魅力を感じて。僕、柔術では日本である程度成績残せていたのでグラップリングの選手と闘ったら面白いなと思って、ずっと僕から直訴というか、出たいと言ってました。

——実際に参戦してQUINTETの舞台はいかがでしたか?

石黒 僕が思っていた以上に難しいなと思って、8分っていう時間で極めるのはけっこう、守ろうと思えば守れちゃう時間だし、なんかビック技じゃないんですけど、順序ふんで極める技はできないなっていうのは今回闘ってみて感じました。一発いきなり関節技や絞め技に狙うスタイルがハマっているなと思いました。僕のスタイルは順序をふんで極めにいくことも一気に極めにいくこともあるんですけど、でも道着がない分そこが慣れてなくて一気に極めにいけなかったですね、今回。また次回大会も出場したいんですけど、もしオファーをいただけるようだったらもっとずっとグラップリングだけ練習して次は極められるように。まだ足りない部分があるのでそこは積んでやりたいなと思います。

——高橋選手の印象は?

石黒 もともと足関節は上手いと聞いててエントリーがすごい上手でした。僕のパスガードぎわの足がまわってきて足関節にいくセットアップとかすごく上手くて僕がアタックしてもその途中で攻撃がきちゃうからアタックし切れないみたいな。柔らかい選手でガードのリカバリーが上手でしたね。

石黒翔也

——試合の感想をお願いします。

高橋“SUBMISSION”雄己 (以下、高橋) めちゃくちゃ疲れました。石黒選手すごく運動量多いパスの精度が高くて、レックロックの処理も的確だったんで捕まえ切れずに運動量で押され判定負けした形ですね。立ち技をやってくれる前提で(プランを)組み立ててたんですけどもしやってくれなかったら自分が真っ向勝負をしようと思っていたんで概ね想定どおりといえば想定どおりだったんですけどね。ちょっとQUINTETの判定基準を自分でわかりきってないのでなんともいえないんですけど、一般的な柔術的な感覚で言えば1回マウントも取られたので負けて仕方ないかなと。

——QUINTETの舞台はいかがでしたか?

高橋  すごく楽しかったです。いいか悪いか分からないですけど2Fの控室から全部試合が見える形で試合前に疲れちゃうんじゃないかってくらい1回戦の試合も楽しませてもらったんで。特に自分は年齢も若いし、QUINTETを見て格闘技を始めた人間なので。今、今成正和先生に師事してるんですけど第1回のQUINTETで足関のうまい外国人選手が出てきて、それを例えて日本人の解説の方が当時、日本でいうと今成正和選手のようなって言葉を出したことで今成正和って誰だろうって調べたのがきっかけだったんで。1つ憧れの舞台だったのでそれは嬉しかったです。団体戦のほうでも呼んでいただけたらと思います。(今回の)結果を持ち帰って反省します。

高橋“SUBMISSION”雄己

Special Iron Man Match(Exhibition match)

——試合の感想をお願いします。

ガリットチュウ福島(以下、福島) 疲れました。なんか噂では聞いてたんですけどめちゃくちゃ強いですね、SAKU Jr.。でも僕の息子ぐらいであってもおかしくない歳なんですけど強かったです。

——週6で練習をされてますが、お仕事との割合は?

福島 9:1で柔術。今年に入って相方にお笑い任せたって。ちょっとハマっちゃいまして。

——ハマったきっかけというのは?

福島 去年の10月のQUINTETを見にきて寝技の面白い大会があるんだと思って。寝技なら何歳から始めてもいけると思って。柔道とかだと組手で負けちゃうんですよ、スピード見えなくて。なんで寝技ならまだいけるかなと思って近くの道場を探して入ったって感じですね。

——実際に今日やってみて寝技だったらいけるという思いはどうですか?

福島 いや〜、木っ端微塵になりましたね。まだ始めて半年なので未知数ですね。43歳おじさん、はい。

——作戦的にはどういうプランだったんでしょうか?

福島 全然思ったとおりにならなかった。予定も何も自分の得意なポジションに1コも持って行けず、ずっと防御防御になってしまいましね。一番ダメな形ですね。僕らずっとお笑いやってて単独ライブとか大事な日があるんですけど、それまで2ヶ月間稽古したりして新しいネタ作って、前日に俺面白くなってんのかなぁ、明日スベるのかなぁって思うんですよ。今回も6ヶ月間ずっとトレーニングして前日に俺強くなってんのかな、勝てるのかなって弱気になる自分がいるんですね。全く一緒だったんですね、こういう感じが。僕マジで十何年ぶりですね、一睡もできなかったんですよ。緊張して。恥ずかしい話。今日も悔しくて寝られないですね。

——数値的に俺は強くなっているなと感じる部分はありますか?

福島 体重は減って軽くなったんですね。最大108kgあったんですけど、一番落ちた時で75kgまで落ちたんで。しかも筋トレしてないんですよ。ずっとスパーリングで。だから肩とか全く筋肉なくて。

——福島さんと闘ってみていかがでしたか?

SAKU Jr.  40過ぎのおじさんとは思えなかったですね。柔道やってたということで、それこそ作戦的には最初大外刈りでぶち投げてやろうかと思ったんですけど全然腰低いしそこは柔道をやってただけあるなと思いました。力も強かったし。お笑い芸人さんなので本番めちゃくちゃ強いと思っていて人前に出る仕事なんでちょっと僕もビビってました。

福島 そこだけで勝とうと思ったんだけど。

——技術的なことでアドバイスはありますか?

SAKU Jr.  え〜? なんだろうなぁ。同じ柔道出身としては柔道をやってる人は瞬発力が強い人が多いんでガガガガっていう技を増やしたら特徴を延ばせるというところではいいのかなと。 もっと立ち技で投げ技とかやってきてほしかったですね。

福島 いやもう、初めて(SAKU Jr.を)みたんですけど、桜庭さんよりデカいじゃないですか。第一印象デカこわでしたね。

——一本を極められた時はどうでしたか?

福島 いつの間にか極まってたって感じですね。こんなの抜けるだろうと思ったら抜けない!って。ちょっと興奮しましたね。あんな息上がらないんですけど、練習しすぎて息上がらなくなったんですけど開始1分で息上がりましたから。試合って恐ろしいなぁと思いました。マジで今スパーリング6本続けてやってもカッコつけてフ〜みたいな感じなんですよ。今日はハァハァハァってなってヤバイヤバイヤバイと思って。試合の魔力といいますか。

——相方の熊谷さんは巻き込まれ事故にあったという感じでしたが。

熊谷茶(以下、熊谷) 桜庭さんすごかったですよ。胸の肘グリグリが一番痛かったです。

——あれは技ではないですね。

福島 技じゃないんですか、あれ。タップも、タップしてないとか言って。イテェって言っちゃいましたよ、赤っ恥ですよ! ふざけんじゃねぇよ! マジで怖かったです。(技を)かけられる前が怖いですもん。今まで味わったことがないです。あの襲われる感じというか、ホント怖かったです、桜庭さん。

——ちなみに、武道的な心得はあるんですか?

福島 いや、全然。ダイエット、痩せたいっていう。でも嬉しかったです、あんなレジェンドに。終わったあとは嬉しかったです。

——大会が終わっても練習は続けていきますか?

福島 もちろん。嫁が週6やめて欲しいって、週2にして欲しいって言われたんですけど、週4でって。

Special Iron Man Match

Opening Fight

岡崎孝哉 こういうプロマッチに出るのは初めてで、あと普段のスタイルと全然違うスタイルで闘ったので思いの外疲れました。でも、極めれて本当によかったですね。大会らしい試合ができたと思います。ありがとうございます。コロナの期間ということもあるかもしれないですけどシーンとしていてすごい(お客さんに)見られている感じがして。声援はないですけど、普段できない体験ができてよかったです。またぜひ出たいと思います。チーム戦が次あれば出たいですね。またしっかりQUINTETに向けて仕上げ直して出直してきます!

岡崎孝哉

萩原 一貴 とても疲れました。岡崎選手めちゃくちゃ攻めてくるんでそれの対処に動きまわらなきゃいけなかったので疲れました。ジムでもグラップリングの練習をするので(試合は)楽しかったですね。でもただ疲れました。そんな攻めてこないと思っていたので。僕が攻めようと思ってたんですけど、めちゃくちゃ攻められたんで疲れた、ただそれだけです。QUINTETに出る機会があればやりたいですけど、まずは事務仕事とMMAを頑張りたいですね。MMAで成績を残してからQUINTETによばれたいですね。

萩原 一貴

桜庭和志ゼネラルプロデューサー総括

桜庭和志(以下、桜庭) (エキシビションマッチについて)まさか(福島さんが)変わると思わなかったんで。相方さんに変わって、あれ?って思って。一応聞いたんですよ。「何か経験あるんですか?」って聞いたら「ありません!」って言うから、アッチャーっと思って痛い技やりました。(SAKU Jr.については)まさか(一本)取ると思わなかったんでビックリしました。福島さんとやってみて、フライパン曲げるだけはありましたね。立ちで組んだ時は怖いなって。たぶん、Jr.とやってバテてたと思います。

——大会の総括をお願いします。

桜庭和志 1回戦の初めの試合(平田vs内柴戦)からこれは僕がやりたかったQUINTETだなという感じがしてめっちゃ興奮してそのまま終わったら、自分の着替えに行ってしまったんで。1回戦の2試合目は所々しか見られなかったんですけど、選手の力が拮抗しているのでどうしても技の読み合いが多かったですけどそこはしょうがないかなと。決勝はシャワーを浴びて本部に戻んなきゃいけなかったんで途中からしか見られなくて。前回の女子多大会とは違う、パワーというかそういうのも見れたし、スタンドでのやり合いとか僕はまだプレイヤーなんで選手の気持ちがなんとなく分かるんですよ。初めはいってるけど途中でいけないなと思って自分から寝たりとかすると気持ちが萎えてきたなとか、相手が押してるなというのが見えたりしたのが面白かったです。次は秋ですね。外国の選手呼べないんで430kgはどうかなと思ってます。

桜庭和志ゼネラルプロデューサー

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